TabletPCで風景写生-仰木棚田(2日目)

2010年5月10日(月)AM12:06

今日も昨日に引き続き、仰木の棚田の写生会に行ってきました。

昨日と同様いい天気で琵琶湖の対岸にうっすらと鈴鹿山系が見えました。

琵琶湖眺望

琵琶湖眺望

天気が良すぎて木陰でもTabletPCの画面が見にくいので、傘をさしての写生になりました。

傘をさしての写生

傘をさしての写生

バッテリーは8セルのロングライフバッテリーを使っていますが、輝度を上げると消耗が早いので3.5時間くらいしか持ちません。途中で新しいバッテリーと交換しました。ロングライフバッテリー2つは必要になります。

画面の輝度を上げても紙の白色よりも暗いので、どうしても正確な色では描けません。
家に帰ってからPhotoshopで色調補正をかけました。

完成作品

完成作品

デジタルで描くメリットはスポイトツールで色を拾うことができるので、絵具を混ぜる手間が省け早く絵を描くことができます。

しかしながら、同じ色ばかり使うことになり色彩が単調になりやすいというデメリットがあります。アクリル絵具などのアナログ画材は全く同じ色を作ることはできませんが、それが色彩の幅を作っていて複雑な画面になります。

デジタルでその表情を出すにはPhotoshopではブラシでカラーのジッターを設定します。
また、カラーのジッターがないペインティングソフトでは、色々な色をランダムに塗った別レイヤーを作り、描画モードをオーバーレイにして重ねてやります。強さはレイヤーの不透明度で調整します。

完成したデジタルの絵を見て、以前アクリル絵具で描いた棚田の風景写生と絵の感じが変わらないなーと思いました。
アクリル絵具とTabletPCでは全く成り立ちの違う画材なので、もっと違う感じの絵になってもよさそうなものなのに同じ感じがします。
当たり前のことなのですが、画材の違いよりも絵を描く人がどのように対象物を観ているのか、捉えているのか、どういった世界観を持っているの方が絵に影響を与えますね。

アクリル絵具での棚田の風景写生

アクリル絵具での棚田の風景写生

デジタルでもアナログでも気候がいいときに屋外で描くのは気持ちがいいものです。

空を写す水田

空を写す水田

最後に講評会をして棚田の写生会は無事終了しました。

棚田桜での講評会

棚田桜での講評会

参加してくださった皆さん、お疲れ様でした。

タグ: , , ,

この記事へのトラックバックURL

コメントをどうぞ

コメントを投稿するにはログインしてください。