光沢があるツルツルした質感や、光沢が少ないマットな質感の描き分けは、その見え方の原理が分かればすぐにできるようになります。
今回はその原理について解説します。
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金属の描き方の続きです。実際にステンレスポットをどのように描くのかをご紹介します。
このステンレスポットはイギリスのOld Hall社のコーヒー用のポットで、シンプルでソフトなシルエットになっています。奈良市内のアンティークショップで購入しました。
前回までは鏡面金属がなぜそのように見えるのかの解説でした。
今回はPhotoshopで金属の質感を表現するのに便利な調整レイヤーでのコントラストの色調補正を解説します。
色調補正をするのにメニューのイメージ>色調補正>サブメニューの機能を使う人が多いと思います。こちらのメニューは元のデータを書き換えて新しいデータを作ります。このときトーンがとんだりして必ず画像の劣化が起こります。
金属の表面を髪の毛のように細い一定方向の溝をつけた仕上げのことをヘアライン処理といいます。
このヘアライン処理をすることによって細かいキズが目立たなくなるので工業製品によくほどこしてあります。
このヘアライン処理をした金属でも基本的にはモチーフの置かれた環境が写りこみます。ですがヘアラインの溝の方向とは直角方向に写りこみが流れるため写りこみが不明瞭になります。